HOT ROD 技術編   Fabrication トリプル 2

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連綿と続く進化の過程でマニアックなホットロッダー以外の層に広くインパクトを与えたのは第二次大戦でした。中でも航空機は特別な存在で多くの若者が空への憧れを抱きとりわけ
戦闘機には畏敬の念を隠せませんでした。
プロペラ機では最高傑作と称されるマスタング P-51 (英国読みではムスタング)がHOT RODに大いなる影響をもたらした有名なエピソードが有ります。
前線に投入された当初はパイロット達から空前の駄作と酷評されて嫌われ最後は格納庫に放置されたまま終わりかと思われてました。
そこでエンジニアは思い切った策をダメ元で発案しました。当時イギリス空軍が近距離の守り用として高高度を飛べない戦闘機スピットファイアを使ってましたがそれに積まれていたロールス
ロイス製マーリンE/gを積んで見ては と云う言わば捨て身の案でした。
ところがこれがベストマッチングの完成度を生み出し世界最速の高高度を飛べる戦闘機として駄馬から名馬に生まれ変わりました。ロールスロイスE/gはデトロイトのパッカード自動車が
ライセンス生産を引き受けアメリカ製になったのですがこれが一気にホットロッド精神を一般へ認知させる事になったストーリーです。
今でも語り草としてマスタング P-51は永遠に愛されて かのトムクルーズも自家用機に改造して楽しんでいる一人です。
ホットロッダーは Air Foil の形状を具現化して様々なカスタムパーツを生み出しています。
ドラッグレース界の重鎮コスマン・ファブリケーションが発表した意欲作品を見て見ましょう。

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同じくKOSMANのマルゾッキ倒立をチョイスして Air Foil を最大限に表したトリプルです。
ハーレー社が目ざとくこれに注目してイタリヤに働きかけ純正オプションとしてマルゾッキ倒立をTC用に限定販売しました。

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Hot Rod 界の巨人で今は亡き LiL John Buttera もインディレース時代
からAir Foil に傾倒してハーレー用トリプルを考案してました。
比類無き才能に脱帽ですが KOSMAN と同様なアンテナを持っていたと思わずにはいられません。素晴らしきかな モーター文化の継承。

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