Vol.2 '62 FL Satan Bug - Bキャブあれこれ

こんにちは。

HSRからBキャブに変更しておよそ半年経ち、この半年の間にBキャブをあれやこれやと仕様を変え試してみましたのでそれに関してのご報告をさせて頂きます。
(冬から初夏に掛けて変更していったので、セッティングはその時の気温気候で変わるので参考程度に)

半年間での変更概要

半年でのBキャブ变化は以下の様な感じです。

  1. マニホールドはHarold'sのPanifoldsで無加工のBキャブにエアフィルター無し
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  2. マニホールドはHarold'sのPanifoldsでサンダージェットを組み込んだBキャブにエアフィルター無し
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  3. マニホールドはHarold'sのPanifoldsでサンダージェットを組み込んだBキャブにエアフィルター有り
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  4. マニホールドS&S改でサンダージェットを組み込んだBキャブにエアフィルター有り
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1. Panifolds & 無加工Bキャブ & エアフィルター無し

時期2017/01-2017/02

最初フィルターを噛ましてみたら全くエンジン掛からず、取っ払ってセッティングを開始(ガワはChopper Daveの66Xを使用)。
前回の報告通り比較的あっさりセッティングは出てIMJは若干大きめでしたが.36で問題ない加速をしていきましたがもう一つ下が欲しくZippersから取り寄せることにしました。
最終的なセッティングはIMJが.35でMJは.76。
このままの状態でもHSRでは感じられなかったトルク感がありましたが、更にその上を目指してみようと思ったのと課題が幾つかあり次のステップへ。

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課題

  1. 3500rpm以上回すとリアタイヤが歪む
  2. アイドリングが不安定になりやすい

2. Panifolds & サンダージェットBキャブ & エアフィルター無し

時期2017/02-2017/05

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サンダージェットというキャブに管を通すドーピングされたものへの興味と周りからの良いよ良いよの声が昔から気になっており、ドーピングして見ることにしました。
先に付けていたキャブとは別の個体にサンダージェット加工したので純粋な比較になるかが少し微妙ですが。
最初は無加工のBキャブで出た設定と同じセッティング(PJ1-1/4戻し、IMJ.35、MJ.76)でサンダージェット側はTJ(サンダージェット)130、新設した外付けのAJ(エアージェット).66の状態からスタート。

エンジン始動は問題無く、アクセルを煽った感じも問題無かったのでこのまま試乗してみることに(最初サンダージェットの吸排気音に痺れました)。
高速走行時に気持ちよく吹け上がらなくなり、MJの調整を見直して行きました。
.76->.72->.70で着地。TJ、AJは弄らずで案外あっさりとセッティングは出せました。
セッティングが出ると気持ちよく4000rpmまで回り、高速走行が楽しくて楽しくて。
無加工のBキャブに比べると3000rpm以上のトルクが増した感じです。

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課題

  1. 3500rpm以上回すとリアタイヤが歪む
  2. アイドリングが不安定になりやすい

3. Panifolds & サンダージェットBキャブ & エアフィルター有り

時期2017/05

エアフィルタ無しでセッティングも出てきたので、今回のプロジェクトではオイルフィルターとエアクリーナー装着と思っていた後者のエアクリーナー装着をすることにしました。
S&Sのものでは無くもう少し薄いものは無いかと探していたら、K&Nフィルターが使えるものがありそれを入手し装着。
こちらも先ずは現状のセッティングのままエンジン始動させてみたところ普通にかかるにはかかるけど、想定通り濃くなっておりIMJを少し下げてから試乗することに。
.35->.32に下げても改善せずに、.295まで下げてみたら嘘のようにアイドリングが安定しフィルター無しのときのアイドリング不安定と回転の落ちが改善。
その後高速でテストしてみるとサンダージェットが効き始める2500rpm付近でゴボゴボと吹け上がらなくなり、MJとAJを見直しをすることにしMJ.68まで落としAJ.070に変更したら改善され保険としてTJを135に上げて再度高速走行をしたところフィルター無しのときと同じようなスムーズな回転が戻ってきました。

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課題

  1. 3500rpm以上回すとリアタイヤが歪む

4. S&S加工マニ & サンダージェットBキャブ & エアフィルター有り

時期2017/05-

マニの内径を絞ることで流速を上げる狙い(ベンチュリー効果)で川口さんから大口径キャブのウィークポイント対策として勧められてました。
PanifoldsとS&Sでは幅が1-2mmS&Sの方が大きく幅を詰めないと交換が出来ず、都筑のGさんに幅詰めの加工をお願いしました(歪みが出ており真円出すのが大変だったとのことで、ありがとうございました)。

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リアタイヤが流石に駄目すぎたのでMETZELERに交換
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マニ交換後、キックを踏むと明らかに吸い込み音が変わっているのが分かりました。
吸い込む様になったのでTJを140まで上げた以外はセッティングは弄らず、高速に乗り4000rpmまで回してみたところ以前のタイヤで現れていた捩れるような感覚はなくなり、回転も更にスムーズになったので、ここはと3速で5000rpmまで開けてみることに。
(3500rpm以上は怖くて回せなかった原因はやっぱりタイヤで、エンジンの調子が良くなるとその他のところの不具合が気になり始めてきており、Fフォークをもう少し硬くしたいとか幾つか追加課題も出ております)

3500rpmからの排気音の変化と凄まじい加速とタイヤの安心感と全てが気持ちよく、丁度去年の今時期から始まったプロジェクトも走行距離3,000kmを越えて漸く着地した感じがします。
横横を狩場から佐原まで4速に入れずにずっと3速でトルクを感じながら3500-5000rpmの間で走行し、改めて川口さんの「回せ」の教えを実感しました。
(スミスのタコは針振れ無く綺麗に5000rpmまで指し示します)

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数値や乗るという行為に関してはHSRの方が優秀であると思われますが、操作する楽しさという一番大事なところはBキャブの圧勝。
よく聞く始動が悪いとかは全く無いし、セッティングに悩むという楽しみも含めて、もうHSRに戻すことはないかな。

これから暑くなるので空冷ファンを装着し、どこか遠くに走りに行きたいと思っております。
また何かあれば報告をさせて頂こうと思っております。

2017/05/29 齊藤