ファーストインプレッション

投稿日:

62パンのオーナーの齊藤です。
少し長いかもしれませんが、経緯なども含めて書かせて頂きました。

---

今年の5月に白煙が酷くなった車両を川口さんに相談しにOBに伺ったら、その場でエンジンが降り内部を確認して頂いたところ、シリンダーに縦キズも入ってはいたのですが、クランクケースのブリーザーホールの傷がかなりあり、どちらかと言うとこちらが原因で油圧が下がっていたのであろうとなり、クランク自体は問題は無かったのですが、全バラになってしまったエンジンを見ると人間欲が出てきます。

このエンジンは10数年前に川口さんに組んで頂いたものですが、次にもしエンジンを弄ることになった時は川口さんにストローカーを組んで頂きたいという思いがあり、色々とタイミングが重なり今回のプロジェクトが進むことになりました。

IMG_0044.jpg

川口さんと言えばトルクモンスターなので、その方向で話をしたら恐らく方向性が真逆で軽量クランクで吹け上がりが良いエンジンで無いと今までの感じからすると乗り方に合わないであろうとアドバイスを頂き、軽量クランクのストローカーとプランが決まりました。
少しでも自分のエンジンを知りたく週末毎に手伝いとして通わせて頂き、大したことは出来なかったのですが、自分のエンジンが組み上がる工程を一通り見せて頂きました。
その関係で納車が少し遅れたりもしたのですが、プロの仕事を間近で見れる素晴らしい経験をさせて頂き感謝しております。

IMG_0388.jpg

加工などが終われば組むのはあっという間でした。
7月の中旬、車両にエンジンを載せて外したものを戻していき、さあ!キックを踏んでエンジン始動だとオーナーの私がクランキングをし、イグニッションをONにしキックを踏んだらストローカーの圧縮に負けました。
不思議と掛かるなという勘があり、10回ほど蹴ったところエギゾーストから前のエンジンとは全く違うパンチの効いた排気音が轟きあっさりとエンジン始動(タペットブロックの締め込みしてなかったのはこのとき発覚)。
軽く試乗をしたときにリアタイヤが滑る様な感触があり、エンジンのパワーとクラッチの繋がりの良さなのだろうこれはと驚き、そして次回納車の運びとなりました。

IMG_1382.jpg

IMG_1940.jpg

納車当日、梅雨明けし真夏日32度の気温の中、テストコースに出かけ3速まで入れてアクセルを開けた瞬間の破壊力、前のエンジンも軽快ではあったのですが、同じアクセルの開け方でも全く別物な加速を生み出しこれはヤバイな、早く箱根ターンパイクを走りに行きたい衝動が走る。
途中何度かプラグとヘッド温度の確認をして頂くとプラグの焼けは問題無し、ヘッド温度も100度以下でこの炎天下の中でも安定した温度なのは、電動ファンとハイボリュームのオイルポンプ、アウトサイドオイラーなどが上手く機能しているとのことでした。
川口さんはこのエンジンにはBキャブが一番合うとのことだったのですが、準備が間に合わずミクニHSRでテスト&納車になり、今回のエンジンとの相性が全く合って無いのかアイドリングが微妙でこれに関しては早急にBキャブを準備して付け替えたいと思っております。

IMG_2275.jpg

納車後、自宅までの道のりで第三京浜を都筑から保土ヶ谷までの間、4速まで入れて80-90km/hで巡航(追い越し加速は慣らしの身なので控えて)してみたのですが、ここからの加速は絶対に気持ちいいだろうなー早く慣らしを終わらせて全開にしたと思わせるエンジンのフィーリングを感じ、久々のパンでの高速走行をほんの少しだけ楽しみました。
初回にエンジンを掛けた時に比べ甲高い排気音が段々とマイルドになってきたりと慣らしのうちにエンジンが出来上がっていく過程も一つの楽しみです。
慣らしが終わり次第全開にしてまたレポートを書かせて頂きたいと思います。

IMG_2277.jpg