大いなる遺産 Heritage

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ホットロッド界のみに留まらず我等ハ−レ−フリ−クにも多大な影響を残して呉れたリトルジョン・バッテイラの設計理念を残しておきましょう。
若き頃好きだったトライアンフの想いから晩年に J ジェ−ムスを助手にして自身のプロジェクトとしてハ−レ−カスタムを製作する事になり一部パ−ツは親友 BOYDの為に譲ります。
'90s初頭に発表されると雑誌メディアは一斉に賞賛の声を上げやがて H-D本社が動き出します。当然副社長ウィ−リ− G の強い意向でしょうがデザイン部門に特別プロジェクトとして招致されました。現在でもハ−レ−ミュ−ジアムに PENSTER 三輪が展示されていると聞いています。
インディレ−サ−を思わせる独立懸架のプッシュロッド方式サスペンションは衝撃的なスタイルで次世代を印象付けました。

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オリジナリティに溢れる LiL' John ブレ−キです。当時の'80s最先端であったホワイトパワ−を分解して更なる軽量化と剛性アップの為にボトム一体で削り出しています。
ピストン等の中身はドラッグレ−ス界の Strange Engineering から協力得てますがその設計には個人レベルの域を遥かに超えるスキルが満ちています。
カスタムキャリパ−の弱点はおおむね共通で4本ボルトで合わせる事から強力なストッピングパワ−が掛かると開いてブレ−キの効きが弱くなるのですが LiL' Jは合わせにノックピンを圧入させてソリッドにしています。当然 脱着分解には手間取りますがシンプルかつ強力なスモ−ルキャリパ−が実現しています。現代のス−パ−バイクが使う大型で重いラジアルキャリパ−とは発想ベクトルの違いを感じて下さい。
新製品に飛びつくだけの貧相なカスタムでは無く軽さとシンプルなスマ−トさが根底に有ればホットロッダ−の心意気が育ちます。

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オリジナリティに溢れる LiL' John ブレ−キです。当時の'80s最先端であったホワイトパワ−を分解して更なる軽量化と剛性アップの為にボトム一体で削り出しています。
ピストン等の中身はドラッグレ−ス界の Strange Engineering から協力得てますがその設計には個人レベルの域を遥かに超えるスキルが満ちています。
カスタムキャリパ−の弱点はおおむね共通で4本ボルトで合わせる事から強力なストッピングパワ−が掛かると開いてブレ−キの効きが弱くなるのですが LiL' Jは合わせにノックピンを圧入させてソリッドにしています。当然 脱着分解には手間取りますがシンプルかつ強力なスモ−ルキャリパ−が実現しています。現代のス−パ−バイクが使う大型で重いラジアルキャリパ−とは発想ベクトルの違いを感じて下さい。
新製品に飛びつくだけの貧相なカスタムでは無く軽さとシンプルなスマ−トさが根底に有ればホットロッダ−の心意気が育ちます。

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オ−ルドスク−ルにも目を向けてバイクはスポ−クホィ−ルが好みだったLiL' J は自分用にハブを製作します。ホィ−ル写真は代表的なドラッグレ−ス用コスマン製の比較用ですがもっと強度を高める為にスポ−ク穴部分を内側つまり向かい合わせに湾曲させてよりナロ−のフロントハブを設計しました。
イメ−ジを伝える目的で曲がりライザ−を置いてますがこのスタイルを思い付くのは並大抵のCAD 設計者では無い面目躍如と云った部分です。常に自分なら違う視点でアイデアを膨らませようとしていたホットロッダ−でした。

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HOT ROD by BOYDS のブランドで売られたビレットスイングア−ムで日本にも入って居たと思います。LiL' J 亡き後 工房に残っていた最後の物を私が譲って貰ったパ−ツですが極端なワイドタイヤが広がる中で細身シンプルさを貫き続けた彼の想いが伝わって来ます。
もう一枚はリトルジョンの目指した PROGRESS(進歩) を再現する私のプロジェクトで彼の最終バ−ジョン ト−ションバ−サスを視野にしています。
画一的な外観のみの懐古趣味がもてはやされる昨今ですがホットロッドの素晴らしさ、テクノロジ− への想いを今後の諸兄がカスタムワ−クで参考になればと願います。